八雲紫之術符一覧 結界「夢と現の呪い」…まずスキマのスペカは全体的に見て、「相反する二つのモノの境界」をテーマとしている様です。            夢は意識的な別世界、現は現実。幻想と現実の境界を呪われたら…            精神がイカれたりするんでしょうね…妖 結界「静と動の均衡」…動かないと動くのバランスを弄るのか?            静とは動かず、停止した状態。            動とはモノが何かしらをしている状態。            其の均衡が在るからこそ、世の中は成り立っているのであって、此れが崩れれば、当然あらゆる物質は崩壊するで            しょう。妖 結界「光と闇の網目」…光は世の表、正しき事、明るい事。            闇は世の裏、悪しき事、暗い事。            この網目…つまりは入り混じったモノは「世の全て」其の物であり、此れを弄る事は世界を弄ると言う事。妖 罔両「ストレートとカーブの夢郷」…まず罔両ですが、細かい二つの相対するモノと取って良いでしょう。                  魑魅魍魎の魍魎とは意味が違ってくる様です(勿論此れをもじったものでしょうが)                  さて、ストレートは直線。                  カーブは曲線。                  そして夢郷は夢の中の世界、即ち理想郷の事でしょう。                  直線と曲線から成る世界、世の中は全てそういう物だと思います。                  詰まり光と闇同様に、世界其の物の根本を操っているのでしょう。妖 罔両「八雲紫の神隠し」…其の侭。             因みに神隠しを(みなさん御存知でしょうが)説明しますと、突如として人が居なくなり、山の神や天狗の仕業と             される怪談です。             風神録の連中が本来なら此の犯人に当てられている訳ですが、境界を操る紫は一番の犯人とも取れるでしょう。             有名な「スキマ送り」と言うヤツです。             境界に送られると言う事は、存在が崩壊すると言う事。怖い怖い。妖 罔両「禅寺に棲む妖蝶」…すみません。全く分かりませんでした。妖 魍魎「二重黒死蝶」…魍魎は魑魅魍魎の魍魎。今度こそ。           黒死蝶は黒死病と関わる不吉な蝶。           金○一少年の事件簿で出てきましたが、死体に群がる気味の悪い蝶です。           要は死を司る妖蝶を、二重で仕掛けているとの事でしょう。           蝶繋がりで禅寺に棲む妖蝶との関わりが有りそうですが、何しろ禅寺〜が分からなかったもので…妖 式神「八雲藍」…まあ…説明するまでも無く、紫の式神、スッパテンコーこと八雲藍其の物ですね。         最強の妖怪と最強の妖獣の合わせ技は恐ろしい…様で他の技の方が強いのは何故だろう?妖 結界「人間と妖怪の結界」…人間は我々、此の世に生きる二足歩行の知的生命体。              草から肉まで何でも食し、食物連鎖の頂点に立つ愚かな生き物です。              一方妖怪は、別世界の生物等とも言われるモノ。              タイプこそ多種多様だが、人間を襲うモノが多く、食物連鎖でもほとんどが人間の上と言える。              が、私が思うに、妖怪とは別世界の人間に当たるモノではないか?              むしろ、我々が妖怪と呼ぶモノ達からすれば、我々が妖怪なのかもしれない。              多くの怪談を読んでいても、人間が勝つ事もある…つまり妖怪と人間は互いに敵視し合い、互いに殺す側にも              殺される側にも成りえる存在だ。              其処から私は、此のスペカは異なる二つの世界を隔てる壁(結界)という事ではないかと思う。              鏡の表と裏の様な、似て非なるモノを「非」で済ませている壁ではないかと。              此れを崩せば、互いが互いを潰し合い、秩序も文化も何もかもが崩壊する…そんな恐ろしい技ではないだろう              か?妖 結界「生と死の結界」…さっきよりは分かり易そうな此方。            生は川の此方側、所謂「現世(うつしよ)」に存するモノで、死は川の向こう側、所謂「幽世(かくりよ)」に存する            モノ。            此等を隔てる壁(結界)と言えば、真っ先に浮かぶのは三途の川です。            しかし、紫の場合は別の固有の結界をいじっていそうでもあるので、結論はどうにも出ないのです。            生と死を隔てる壁をいじると言うのもかなり危険な話。            生きても死んでもいない…ホラーゲームによく出てくるゾンビ等がそんな感じでしょうか?            死んでいるのに生きなくてはいけない…そんな恐ろしい話は考えたくもありませんね。妖 紫奥義「弾幕結界」…ええと…うん…そうだ、花見をしよう!           何と言いますか、そんな考えが浮かぶ程に考えたくない名前ですね…           一応妖々夢最終最後の技と言う事で、幻想郷バトルの共通ルール、弾幕ごっこを示したのでしょうか?           名前は兎も角、難易度も最高の危険な技です。           単純明快程、恐ろしいものは無いのかもしれません。妖 境弾「妖怪針」…何処か鬼太郎を彷彿させる様な名前ですね。         妖怪の針…では単純過ぎますか。         ちょっと深読みをさせて頂くと、針はモノとモノを繋ぐ為に用いる道具です。         二つを繋ぐ…紫得意の境界との関わりが有りそうです(かなり強引ですが)。永 式神「召喚八雲式」…はい、八雲藍さんです。御苦労様です。永 境符「四重結界」…四重の結界。          4と言う数字が関わるモノは多いのです。          例えば四聖獣(青龍、白虎、朱雀、玄武)や、四大元素(地のノーム、水のウィンディーネ、火のイフリート、風のシルフ          )、四天王(持国天、増長天、広目天、多聞天)等々。          八雲一家が全体的に仏教及び陰陽道に関わっている事から、四天王に依る、全方位からの結界攻撃ではないかと思いま          す。永 境界「永夜四重結界」…永夜とは夜が永く、永遠の様な日の事。            今回の場合は夜を止めているので、確実に永いですね。            四重結界に夜を止め力を加えたと言った所でしょうか?永 「深弾幕結界‐夢幻泡影‐」…夢幻泡影は幻の様に淡く、儚い事。               人間の脆さ、儚さ、憐れさを示したものでしょうか?永ラスト 境符「色と空の境界」…色とは物質的な存在で、変化する物の事。            空とは固定的な実体が無く、カラである事。            此の二つは、互いが在るからこそ成り立つモノであり、どちらかが無くなればもう片方も消えてしまいます。            そうすると当然世界も無くなってしまう訳で…相変わらず恐ろしい。文 境符「波と粒の境界」…此の二つは似て非なるモノです。            どちらも、意味は大して変わりません。            違いは、「規模」か「単位」かだけです。            其の二つをいじくれば、大きさと量の入り混じった不可思議な世界に成ってしまうでしょう。            例えば蜜柑一つが在り、其れを一つ増やせば普通なら二つに成ります。            が、規模と単位が入り混じった世界なら、時として二つではなく、二倍の大きさに成るかもしれません。            また、例えば林檎を包丁で切ったら、時として小さな二つに成るかもしれません。            私はそんな頭がイカれそうな世界は嫌です。文