# ---- 柿木将棋V V5.00 棋譜ファイル ---- # ファイル名:C:\Documents and Settings\磯部宇彰\My Documents\棋譜\研究\串かつvs54銀型.kif 開始日時:2011/03/30(水) 19:50:09 終了日時:2011/04/01(金) 00:29:12 手合割:平手   先手: 後手: 手数----指手---------消費時間-- *対四間飛車の「串かつ戦法」を研究してみたいと思います。分岐機能で、1つの棋譜に大量の変化が(ry 1 7六歩(77) ( 0:00/00:00:00) 2 3四歩(33) ( 0:01/00:00:01) 3 2六歩(27) ( 0:00/00:00:00) 4 4四歩(43) ( 0:01/00:00:02) 5 4八銀(39) ( 0:00/00:00:00) 6 4二飛(82) ( 0:01/00:00:03) 7 6八玉(59) ( 0:01/00:00:01) 8 6二玉(51) ( 0:01/00:00:04) 9 7八玉(68) ( 0:00/00:00:01) 10 7二銀(71) ( 0:01/00:00:05) 11 5六歩(57) ( 0:00/00:00:01) 12 7一玉(62) ( 0:01/00:00:06) 13 2五歩(26) ( 0:01/00:00:02) 14 3三角(22) ( 0:01/00:00:07) 15 5七銀(48) ( 0:00/00:00:02) *串かつへの第一歩。これを見て相手は「4枚穴熊を組むつもりか?ぶっ潰してくれるわ!」と思うと思います。 16 3二銀(31) ( 0:53/00:01:00) 17 7七角(88) ( 0:02/00:00:04) *このタイミングで45歩と突かれると、全く別の将棋になります。なので割愛。 18 4三銀(32) ( 0:28/00:01:28) 19 6六銀(57) ( 0:05/00:00:09) *重要な手。 20 4五歩(44) ( 0:28/00:01:56) 21 5九金(49) ( 0:04/00:00:13) *88玉はあまりすぐに決めない方がいいです。具体的にここで88玉だと54銀68角65銀でつぶれます。 22 6四歩(63) ( 1:05/00:03:01) 23 6八角(77) ( 0:09/00:00:22) *ここで引かないと、54銀〜65銀を防げない。それも一局だが、余計な変化は避ける。 24 5四銀(43) ( 0:55/00:03:56) *後手の左銀の使い方は44、54、54〜63の3種類があります。 *今回は後手54銀形を掘り下げます。 25 7七銀(66) ( 0:58/00:01:20) *重要な手。ここで引かないと65銀のぶつけがある。 26 5二金(41) ( 0:04/00:04:00)+ 27 3六歩(37) ( 0:15/00:01:35) 28 7四歩(73) ( 0:22/00:04:22) *先手は88玉と入ると65銀があるのでなかなか囲えません。58飛とやれば無難ですが、手損になる可能性が高いのが気になります。 29 8六歩(87) ( 1:52/00:03:27) 30 7三桂(81) ( 0:05/00:04:27) 31 8七玉(78) ( 0:05/00:03:32) *87玉〜98玉と入れば角筋に入ることなく串かつを組むことが出来ます。 32 9四歩(93) ( 0:52/00:05:19) 33 9八玉(87) ( 0:02/00:03:34) 34 9五歩(94) ( 0:00/00:05:19) 35 8八銀(79) ( 0:01/00:03:35) *ひとまず、串かつ第一形態が完成しました。このかたちになれば、一応強い戦いが出来ます。後は2枚の金をペタペタとくっつけて行くだけです。 36 8四歩(83) ( 0:05/00:05:24) 37 7九金(69) ( 0:00/00:03:35) 38 6五歩(64) ( 0:13/00:05:37) *ちょっと怖い攻めを狙った手。 39 3八飛(28) ( 0:25/00:04:00)+ *いろいろな応手が考えられるところですが、私の経験では38飛が最善だと思います。 40 4四角(33) ( 0:35/00:06:12) 41 6九金(59) ( 0:12/00:04:12) 42 8二玉(71) ( 0:02/00:06:14) 43 7八金(69) ( 0:01/00:04:13) 44 6三金(52) ( 0:00/00:06:14) 45 2八飛(38) ( 0:14/00:04:27)+ *ここからは戦い方の一例です。どのような攻め方が一番いいのかは私にはよく分かりません。どなたか正しい攻め方をご存知の方がいたら教えて欲しいです。 46 3三角(44) ( 0:07/00:06:21) 47 3七桂(29) ( 0:04/00:04:31)+ *私が本筋だと思う攻め方です。 48 8三銀(72) ( 0:11/00:06:32) 49 2六飛(28) ( 0:01/00:04:32) 50 7二金(61) ( 0:00/00:06:32) 51 2四歩(25) ( 0:01/00:04:33) 52 同 歩(23) ( 0:00/00:06:32) 53 3五歩(36) ( 0:00/00:04:33) 54 同 歩(34) ( 0:00/00:06:32) 55 同 角(68) ( 0:01/00:04:34) *難しい局面です。 *22飛、32飛、44角、34歩などいろいろな手段が考えられられます。 56 2二飛(42) ( 0:02/00:06:34)+ *これが最有力かもしれません。 57 3四歩打 ( 0:28/00:05:02) 58 5一角(33) ( 0:01/00:06:35) 59 4四角(35) ( 0:01/00:05:03) *12飛は33歩成りで同桂なら24飛、同角なら同角成同桂に24飛。 60 3二飛(22) ( 0:29/00:07:04) *ここで11角成は34飛21馬37飛成で、駒得でも飛車が捌けないのが不満か。 61 3三歩成(34) ( 1:04/00:06:07) 62 同 角(51) ( 0:02/00:07:06) 63 同 角成(44) ( 0:01/00:06:08) 64 同 飛(32) ( 0:01/00:07:07) 65 2四飛(26) ( 0:00/00:06:08) 66 3七飛成(33) ( 0:17/00:07:24) 67 2一飛成(24) ( 0:00/00:06:08) *この局面を結果図とします。 *後手からは85歩同歩同桂からの攻めがありそうですが、それなら先手にも84歩のたたきが生じます。この将棋は先手の86歩が突いてあったり、銀が87にいたりするので、一概には決め付けられません。 68 中断 ( 0:09/00:07:33) まで67手で中断 変化:56手 56 4四角(33) ( 0:07/00:06:39)+ *ここは後手44角の方が有力そうです。 57 同 角(35) ( 0:15/00:04:49) 58 同 飛(42) ( 0:01/00:06:40) 59 3六飛(26) ( 0:00/00:04:49) 60 3三歩打 ( 0:20/00:07:00) 61 2二角打 ( 0:01/00:04:50) *これにて先手やや優勢でしょうか。 変化:56手 56 3二飛(42) ( 0:21/00:06:53)+ 57 3四歩打 ( 0:01/00:04:35) 58 5一角(33) ( 0:01/00:06:54) 59 2四角(35) ( 0:00/00:04:35) 60 2二飛(32) ( 0:00/00:06:54) 61 3三歩成(34) ( 0:13/00:04:48) 62 同 角(51) ( 0:02/00:06:56) 63 同 角成(24) ( 0:02/00:04:50) 64 2六飛(22) ( 0:01/00:06:57) 65 4四馬(33) ( 0:12/00:05:02) 66 2九飛成(26) ( 0:01/00:06:58) 67 4五桂(37) ( 0:00/00:05:02) *これならば先手有利でしょう。結果図では53桂成りと55歩の両狙いが受けにくい。 *こうなると、おそらく後手の32飛が悪手だったことになります。 変化:56手 56 3四歩打 ( 0:18/00:06:50) 57 2四角(35) ( 0:43/00:05:17) 58 2二飛(42) ( 0:02/00:06:52) 59 3三角成(24) ( 0:01/00:05:18) 60 2六飛(22) ( 0:00/00:06:52) 61 4四馬(33) ( 0:01/00:05:19) 62 2九飛成(26) ( 0:04/00:06:56) 63 4五桂(37) ( 0:00/00:05:19) *32飛と分岐したときと同じような変化になりました。これも53桂成と55歩の筋が受けにくく、先手優勢でしょう。 変化:47手 47 2四歩(25) ( 0:00/00:04:27) *すぐに攻めるとどうなるか。 48 同 歩(23) ( 0:00/00:06:21) 49 3五歩(36) ( 0:00/00:04:27) 50 同 歩(34) ( 0:00/00:06:21) 51 同 角(68) ( 0:00/00:04:27) 52 3二飛(42) ( 0:08/00:06:29) 53 3四歩打 ( 0:02/00:04:29) 54 5一角(33) ( 0:00/00:06:29) 55 4四角(35) ( 0:00/00:04:29) 56 3四飛(32) ( 0:00/00:06:29) 57 1一角成(44) ( 0:01/00:04:30) 58 3九飛成(34) ( 0:01/00:06:30) 59 2六飛(28) ( 0:00/00:04:30) 60 3二龍(39) ( 0:05/00:06:35) *32龍と引かれて長い戦いになりそうです。これも一局でしょうが、恐らく最善ではないです。 変化:45手 45 8七銀(88) ( 0:14/00:04:27) *さらに固めて、ビッグ4のような形を目指します。結論を言うと、ここはビッグ4を目指す方が先手良さそうです。 46 8三銀(72) ( 0:03/00:06:17) 47 8八金(79) ( 0:01/00:04:28) 48 7二金(61) ( 0:01/00:06:18) 49 2八飛(38) ( 0:25/00:04:53) *ここからも戦い方の一例です。 50 3三角(44) ( 0:02/00:06:20) 51 3七桂(29) ( 0:01/00:04:54) 52 1四歩(13) ( 0:07/00:06:27) 53 2六飛(28) ( 0:01/00:04:55) 54 1五歩(14) ( 0:05/00:06:32) 55 2四歩(25) ( 0:00/00:04:55) 56 同 歩(23) ( 0:00/00:06:32) 57 3五歩(36) ( 0:00/00:04:55) 58 同 歩(34) ( 0:00/00:06:32) 59 同 角(68) ( 0:01/00:04:56) 60 2二飛(42) ( 0:16/00:06:48)+ 61 3四歩打 ( 0:04/00:05:00) 62 5一角(33) ( 0:03/00:06:51) 63 4四角(35) ( 0:01/00:05:01) 64 3二飛(22) ( 0:00/00:06:51)+ 65 3三歩成(34) ( 0:02/00:05:03) 66 同 角(51) ( 0:00/00:06:51) 67 同 角成(44) ( 0:00/00:05:03) 68 同 飛(32) ( 0:01/00:06:52) 69 2四飛(26) ( 0:00/00:05:03) 70 3七飛成(33) ( 0:01/00:06:53) 71 2一飛成(24) ( 0:00/00:05:03) *結果図本譜の結果図と比べると、先手が大分得をしていると思います。相手が54銀形の時は、ビッグ4のような形を目指すのが有力かもしれません。 変化:64手 64 1二飛(22) ( 0:12/00:07:03) 65 3三歩成(34) ( 0:01/00:05:02) 66 同 角(51) ( 0:09/00:07:12) 67 同 角成(44) ( 0:00/00:05:02) 68 同 桂(21) ( 0:02/00:07:14) 69 3六飛(26) ( 0:22/00:05:24) 70 3二飛(12) ( 0:09/00:07:23) 71 4一角打 ( 0:03/00:05:27) 72 3一飛(32) ( 0:00/00:07:23) 73 2三角成(41) ( 0:03/00:05:30) *これは先手有利。12飛が悪手。 変化:60手 60 4四角(33) ( 0:03/00:06:35)+ 61 同 角(35) ( 0:00/00:04:56) 62 同 飛(42) ( 0:00/00:06:35) 63 3六飛(26) ( 0:02/00:04:58) 64 3五歩打 ( 0:05/00:06:40) 65 同 飛(36) ( 0:01/00:04:59) 66 3三歩打 ( 0:02/00:06:42) 67 2二角打 ( 0:25/00:05:24) 68 1三香(11) ( 0:09/00:06:51) 69 1一角成(22) ( 0:01/00:05:25) 70 3四飛(44) ( 0:00/00:06:51) 71 同 飛(35) ( 0:01/00:05:26) 72 同 歩(33) ( 0:01/00:06:52) 73 2一馬(11) ( 0:00/00:05:26) *この局面をどう見るかですが・・・。先手は桂得をしていて、玉が相手より堅いので不満はないと思います。ただ、ここから相手玉を攻めるのも大変そうです。 変化:60手 60 3二飛(42) ( 0:01/00:06:33)+ 61 3四歩打 ( 0:02/00:04:58) 62 5一角(33) ( 0:00/00:06:33) 63 2四角(35) ( 0:00/00:04:58) 64 2二飛(32) ( 0:01/00:06:34) 65 3三歩成(34) ( 0:01/00:04:59) 66 同 角(51) ( 0:00/00:06:34) 67 同 角成(24) ( 0:01/00:05:00) 68 2六飛(22) ( 0:00/00:06:34) 69 4四馬(33) ( 0:00/00:05:00) 70 2九飛成(26) ( 0:00/00:06:34) 71 4五桂(37) ( 0:00/00:05:00) *本譜よりも、後手の1筋の歩が伸びているだけで、先手陣がより堅くなっています。ということはこの方が本譜より良いかも知れません。私に見落としがなければですが・・・。 変化:60手 60 3四歩打 ( 0:03/00:06:35) 61 2四角(35) ( 0:00/00:04:56) 62 2二飛(42) ( 0:00/00:06:35) 63 3三角成(24) ( 0:01/00:04:57) 64 2六飛(22) ( 0:00/00:06:35) 65 4四馬(33) ( 0:00/00:04:57) 66 2九飛成(26) ( 0:02/00:06:37) 67 4五桂(37) ( 0:00/00:04:57) *これも32飛と似たような局面です。これも53桂成と55歩の両狙いで先手優勢でしょう。 変化:39手 39 6九金(59) ( 0:40/00:04:15) *かまわず囲いを続けるとどうなるでしょうか。 40 8五歩(84) ( 0:14/00:05:51) 41 同 歩(86) ( 0:00/00:04:15) 42 同 桂(73) ( 0:03/00:05:54) 43 8六銀(77) ( 0:00/00:04:15) 44 6六歩(65) ( 0:00/00:05:54) 45 同 歩(67) ( 0:00/00:04:15) 46 同 角(33) ( 0:01/00:05:55) *39角成りが見えていますが、38飛と寄っていると67歩で角が殺されてしまいます。 47 6七歩打 ( 0:13/00:04:28) 48 3九角成(66) ( 0:11/00:06:06) *これにて後手成功。この筋は先手の金が78にいたりしていろいろあります。いつでもある筋だと思うので、臨機応変に対応する必要があります。 *後手が73桂〜84歩〜65歩の形を作ったら警戒が必要です。 変化:26手 26 6五銀(54) ( 0:15/00:04:11) *後手の65銀にはどう対抗するか? 27 5八飛(28) ( 0:01/00:01:21)+ *65銀にこの飛車周りが用意の一手。74歩と突こうものなら、55歩で銀を捕獲できそうです。後手が22飛と回る手がありそうですが、大丈夫でしょうか? 28 2二飛(42) ( 0:45/00:04:56) 29 8八玉(78) ( 0:06/00:01:27) 30 2四歩(23) ( 0:01/00:04:57) 31 同 歩(25) ( 0:00/00:01:27) 32 同 角(33) ( 0:00/00:04:57) 33 2八飛(58) ( 0:01/00:01:28) 34 6八角成(24) ( 0:04/00:05:01) 35 2二飛成(28) ( 0:02/00:01:30) *結果図は先手優勢。後手は攻め手に乏しく、先手は21飛から自然に攻めていけば勝てると思います。 変化:27手 27 2六飛(28) ( 0:01/00:01:21) *26飛もありそうですが、あまりお薦めはしません。 28 4四角(33) ( 0:18/00:04:29) 29 3六飛(26) ( 0:02/00:01:23) 30 3二飛(42) ( 0:09/00:04:38) 31 4六歩(47) ( 0:05/00:01:28) 32 5四銀(65) ( 0:00/00:04:38) 33 8八玉(78) ( 0:07/00:01:35) 34 3五歩(34) ( 0:04/00:04:42) 35 2六飛(36) ( 0:00/00:01:35) 36 3四飛(32) ( 0:02/00:04:44) *このように石田流のような好形を組まれてしまいます。